歌ってみたは意外と簡単に始められる
「歌ってみた」と聞くと、ちゃんとした機材をそろえて、MIXもできるようになって、動画も作って……と、少し難しそうに感じるかもしれません。
もちろん、こだわろうと思えばどこまでも深くできる世界です。
でも、最初の一歩だけで考えるなら、歌ってみたは意外とシンプルです。
好きな曲を決めて、オフボーカル音源を用意して、DAWに入れて、自分の歌を録音してみる。
まずはそれだけでも、歌ってみたは十分に始められます。
最初から完璧を目指さなくていい
最初の1曲から、完璧なクオリティを目指す必要はありません。
ピッチが少しズレたり、録音した声に違和感があったりするのは自然なことです。
最初から完璧を目指しすぎると、録音する前に疲れてしまうこともあります。
歌ってみたで大事なのは、まずやってみること。
僕自身も最初は、自分の部屋で録音して、よく分からないままMIXしてニコニコ動画に投稿していました。
今思えば粗い部分もありましたが、作っている時間そのものが楽しかったのを覚えています。
まずは録音できたら十分
最初の目標は、いきなり投稿まで行くことではなく、まず1曲録音してみることでも十分です。
録音して聴き返すと、
「ここは上手く歌えたかも」
「サビだけ録り直したい」
「自分の声ってこう聞こえるんだ」
と、いろいろ気づけます。
歌ってみたは、録って、聴いて、少し直す。
この繰り返しが基本です。
1曲の中にひとつでも「ここ良いかも」と思える部分があれば、それだけで大きな一歩です。
やってみると奥が深く、いろんな楽しみ方がある
歌ってみたは、実際にやってみるといろんな楽しみ方があります。
曲を選ぶ楽しさ。
自分に合うキーを探す楽しさ。
録音して少しずつ整えていく楽しさ。
MIXで音が変わっていく楽しさ。
完成したものを投稿する楽しさ。
最初は「好きな曲を歌ってみたい」くらいで大丈夫です。
やっていくうちに、歌、録音、MIX、動画など、自然に興味が広がっていくと思います。
まずは難しく考えすぎず、1曲録音してみるところから始めてみましょう。
歌ってみたを始めるために必要なもの

歌ってみたを始めるには、いくつか用意するものがあります。
最初から高価な機材をそろえる必要はありませんが、最低限「曲を流しながら、自分の歌を録音できる環境」は必要です。
ここでは、歌ってみたを始めるために必要なものを順番に紹介します。
歌いたい曲
まずは、歌いたい曲を決めましょう。
最初の1曲は、難しさよりも「自分が歌っていて楽しい曲」で大丈夫です。
好きな曲の方が、録音や録り直しも前向きに進めやすいと思います。
また、歌ってみたではキーを変更することもできます。
原曲キーにこだわりすぎず、自分が歌いやすい高さで歌うのもおすすめです
オフボーカル音源
歌う曲が決まったら、次にオフボーカル音源を用意します。
オフボーカル音源とは、ボーカルが入っていないカラオケ音源のことです。
歌ってみたでは、この音源に自分の歌を重ねて録音していきます。
音源は、公式で配布されているものや、piaproなどで公開されているものを使うのが安心です。
YouTubeなどから勝手に音源を抜き取るのは避けた方がよいでしょう。
DAW
DAWは、録音や編集をするための音楽制作ソフトです。
歌ってみたでは、オフボーカル音源をDAWに読み込み、その上に自分の歌を録音していきます。
録音した音を切ったり、音量を調整したり、MIXをしたりするのもDAW上で行います。
無料で使えるDAWや、初心者向けのDAWもあるので、最初から高価なソフトを買わなくても大丈夫です。
DAW選びについては、別記事で詳しく紹介しています。
マイク
歌を録音するためには、マイクが必要です。
スマホやパソコン内蔵のマイクでも録音自体はできますが、投稿用として考えるなら、できれば録音用のマイクを用意した方がきれいに録れます。
最初は高級マイクでなくても大丈夫です。
まずは、自分の声をしっかり録音できるマイクを選びましょう。
私が使っているマイクについての記事はこちら↓
オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスは、マイクの音をパソコンに取り込むための機材です。
特に、XLR端子のコンデンサーマイクやダイナミックマイクを使う場合は、オーディオインターフェイスが必要になります。
少し難しく感じるかもしれませんが、歌ってみたやDTMではよく使われる基本的な機材です。
マイクとセットで考えると分かりやすいと思います。
私が使っている機材の紹介と、オーディオインターフェースの比較記事(音声あり)はこちら↓
ヘッドホン
録音するときは、ヘッドホンも必要です。
スピーカーからオフボーカル音源を流しながら録音すると、その音までマイクに入ってしまいます。
そのため、録音中はヘッドホンで音源を聴きながら歌います。
最初は高価なものではなくても大丈夫ですが、音漏れしにくい密閉型のヘッドホンがあると録音しやすいです。
機材について詳しく知りたい方は、こちら記事も参考にしてみてください。
まずは好きな曲を選ぼう

歌ってみたを始めるなら、まずは歌いたい曲を1曲選びましょう。
最初から「初心者向けの曲を選ばなきゃ」「上手く聴こえる曲にしなきゃ」と考えすぎなくて大丈夫です。
まずは、自分が歌ってみたいと思える曲を選ぶのがおすすめです。
最初の1曲は「歌いたい曲」でいい
最初の1曲は、好きな曲で大丈夫です。
よく聴いている曲、歌っていると気分が上がる曲、いつか歌ってみたいと思っていた曲。
そういう曲の方が、録音や録り直しも楽しみながら進めやすいと思います。
「この曲を歌ってみたい」という気持ちは、歌ってみたを続けるうえでかなり大事です。
難しさよりも、歌っていて楽しいかを大事にする
曲によっては、音域が広かったり、リズムが難しかったりすることもあります。
ただ、最初から難易度を気にしすぎると、なかなか曲を決められなくなってしまいます。
もちろん無理なく歌える曲を選ぶのも大事ですが、それ以上に「歌っていて楽しいか」を大事にしてみてください。
楽しい曲の方が、多少うまくいかない部分があっても、もう一回録ってみようと思いやすいです。
原曲キーにこだわらなくていい
歌ってみたでは、必ずしも原曲キーで歌う必要はありません。
原曲キーが高すぎたり、低すぎたりする場合は、自分の声に合うキーに変更して大丈夫です。
無理に原曲キーで歌うよりも、歌いやすいキーで歌った方が、声も出しやすく、表現もしやすくなります。
「原曲キーで歌えないからダメ」ということはありません。
歌いやすいキーに変えられるのも歌ってみたの楽しさ
自分に合うキーを探すのも、歌ってみたの楽しさのひとつです。
少しキーを下げるだけで急に歌いやすくなったり、逆に少し上げることで声の雰囲気が合うこともあります。
同じ曲でも、キーを変えるだけで印象が変わるのが面白いところです。
まずは好きな曲を選んで、自分が気持ちよく歌えるキーを探してみましょう。
オフボーカル音源を用意しよう

歌いたい曲が決まったら、次にオフボーカル音源を用意します。
オフボーカル音源とは、ボーカルが入っていないカラオケ音源のことです。
歌ってみたでは、この音源をDAWに読み込み、その上に自分の歌を録音していきます。
公式配布されている音源を使う
まず探したいのは、公式で配布されているオフボーカル音源です。
ボカロ曲や一部の楽曲では、作者さん本人がオフボーカル音源を公開していることがあります。
公式配布の音源であれば、利用条件を確認したうえで安心して使いやすいです。
曲名とあわせて「オフボーカル」「inst」「カラオケ音源」などで検索してみると見つかることがあります。
piaproなどで配布されている音源を探す
ボカロ曲の場合は、piaproなどでオフボーカル音源が配布されていることも多いです。
piaproには、作者さんが投稿用に音源を公開しているケースがあります。
歌ってみたを始めるなら、まずチェックしておきたい場所のひとつです。
音源によっては、キー変更版やコーラス入りのものが用意されていることもあります。
YouTubeなどから勝手に音源を抜き取るのは避ける
注意したいのは、YouTubeなどにある音源を勝手にダウンロードして使うことです。
動画として公開されている音源でも、歌ってみた用に自由に使っていいとは限りません。
無断で音源を抜き取って使うと、トラブルにつながる可能性があります。
できるだけ、公式で配布されている音源や、利用が許可されている音源を使うようにしましょう。
利用規約を確認してから使う
オフボーカル音源を使うときは、必ず利用規約や作者さんの案内を確認しましょう。
たとえば、
などが書かれていることがあります。
難しく考えすぎる必要はありませんが、音源を使わせてもらう以上、作者さんのルールを確認しておくことは大切です。
安心して投稿するためにも、オフボーカル音源は正しい形で用意しましょう。
DAWを用意しよう
歌ってみたを録音するには、DAWを用意しましょう。
DAWとは、パソコン上で録音や編集、MIXなどができる音楽制作ソフトのことです。
歌ってみたでは、オフボーカル音源をDAWに読み込み、その上に自分の歌を録音していきます。
DAWは録音や編集をするためのソフト
DAWを使うと、オフボーカル音源と自分の歌を別々のトラックで扱えます。
たとえば、カラオケ音源を流しながら歌を録音したり、録音した声の音量を調整したり、不要な部分をカットしたりできます。
歌ってみたを作るうえでは、DAWが作業の中心になります。
無料・低価格で使えるDAWもある
DAWと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、最初から高価なソフトを用意する必要はありません。
無料で使えるものや、低価格から始められるものもあります。
まずは「オフボーカルを読み込んで、歌を録音できる」状態を作れれば十分です。
使いながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。
Studio One、Cakewalk、GarageBand、Cubase、Ableton Liveなどがある
DAWにはいろいろな種類があります。
代表的なものだと、Studio One、Cakewalk、GarageBand、Cubase、Ableton Liveなどがあります。
それぞれ特徴はありますが、最初は「自分のパソコンで使えるか」「録音しやすそうか」「続けやすい価格か」で選ぶとよいと思います。
DAWごとの違いや選び方については、別記事で詳しく紹介しています。
DAWに音源を入れて録音してみよう

DAWを用意できたら、実際にオフボーカル音源を入れて録音してみましょう。
最初から細かい設定をすべて理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは、音源を流しながら自分の歌を録音できる状態を作ることが大切です。
オフボーカル音源を読み込む
まずは、用意したオフボーカル音源をDAWに読み込みます。
DAWでは、音源を「トラック」という場所に並べて作業します。
オフボーカル音源をトラックに入れることで、その音源を再生しながら録音できるようになります。
難しく感じるかもしれませんが、基本的には音源ファイルをDAWにドラッグ&ドロップするだけで読み込めることが多いです。
歌用のトラックを作って録音する
オフボーカル音源を読み込めたら、次に自分の歌を録音するためのトラックを作ります。
このトラックにマイクの音を録音していきます。
オフボーカル音源をヘッドホンで聴きながら、まずは1回通して歌ってみましょう。
最初から完璧に歌おうとしなくて大丈夫です。
まずは「録音してみる」ことが大事です。
聴き返して、気になるところを録り直す
録音できたら、一度聴き返してみましょう。
自分の歌を録音して聴くと、最初は少し恥ずかしく感じるかもしれません。
でも、聴き返してみると「ここは良かった」「ここはもう少し歌い直したい」など、いろいろな発見があります。
気になる部分があれば、そこだけ録り直してみましょう。
歌ってみたは、録音して、聴いて、少し直す。この繰り返しで少しずつ形になっていきます。
「ここ上手く歌えたかも」が1つあれば十分
最初の録音では、全部をきれいに歌おうとしなくて大丈夫です。
1曲の中に、ひとつでも
「ここは上手く歌えたかも」
と思える部分があれば、それだけでも大きな一歩です。
まずは録音して、自分の歌を聴いてみる。
そこまでできたら、もう立派に歌ってみたは始まっています。
MIXは自分でやっても依頼してもいい

録音ができたら、次はMIXです。
MIXとは、録音した歌とオフボーカル音源をなじませたり、音量や音質を整えたりする作業のことです。
少し難しそうに感じるかもしれませんが、最初から完璧にできる必要はありません。
自分でやってみてもいいですし、誰かに依頼して仕上げてもらうのも良いと思います。
ミックスの工程や1曲にかかる時間などをまとめた記事はこちら↓
自分でMIXすると学びが多い
自分でMIXをしてみると、歌ってみたの仕組みが少しずつ分かってきます。
音量を調整したり、声にエフェクトをかけたり、オフボーカルと歌のバランスを整えたり。
最初は分からないことも多いですが、触っていくうちに「こうすると聴きやすくなるんだ」と気づけることがあります。
録音や歌い方の改善点も見えやすくなるので、学びはかなり多いです。
依頼すると歌や録音に集中しやすい
一方で、MIXを依頼するのも良い選択です。
特に最初のうちは、録音だけでも覚えることがたくさんあります。
そのうえでMIXまで全部自分でやろうとすると、完成までたどり着く前に疲れてしまうこともあります。
MIXを依頼すれば、自分は歌や録音に集中しやすくなります。
完成した音源を聴くことで、「歌ってみたってこういうふうに仕上がるんだ」というイメージもつかみやすいです。
少しずつMIXの知識があるとやり取りしやすい
MIXを依頼する場合でも、少しずつMIXの知識があるとやり取りがしやすくなります。
たとえば、
といった要望を伝えやすくなります。
もちろん、最初から専門用語をたくさん覚える必要はありません。
実際に歌ってみたを作っていく中で、少しずつ分かるようになれば十分です。
自分でMIXするにしても、依頼するにしても、まずは1曲完成させることを目標に進めてみましょう。
まとめ:まずは好きな曲を1曲録音してみよう
歌ってみたは、最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。
まずは好きな曲を選んで、オフボーカル音源を用意して、DAWに読み込んでみる。
そして、ヘッドホンで音源を聴きながら、自分の歌を録音してみる。
そこまでできたら、もう立派に歌ってみたのスタートです。
最初の1曲は、うまく歌うことよりも「やってみること」の方が大切だと思います。
録音して聴き返してみると、自分の声に少し驚いたり、気になるところが見つかったりするかもしれません。
でもその中に、ひとつでも
「ここは上手く歌えたかも」
と思える部分があれば、それだけでも十分です。
そこから、もう少し整えたくなったらMIXに挑戦してみてもいいですし、誰かに依頼して仕上げてもらうのも良いと思います。
何回か録音してみて「続けられそう」「投稿してみたい」と思えたら、動画にして公開してみましょう。
歌ってみたは、やってみると意外と奥が深く、いろんな楽しみ方があります。
まずは難しく考えすぎず、好きな曲を1曲選んで、さっそく録音してみましょう。











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