ボーカル宅録の悩みあるある

こんにちは、Shuheyです。
いまどき曲作りは家で完結、という人が多いですよね。
僕は自分で作曲して歌うこともあるので、ボーカル録音は欠かせません。
ただ、家でのボーカル録音には次のような問題があります。
なかでも一番気になるのが近所への配慮です。
苦情が来ないか、うるさすぎないか、どこまで声が届いているのか――そんな不安で、正直、歌のクオリティどころではなくなります。
また、歌ってみたの録音やレコーディングの依頼を受けた際に、誰でも彼でも自宅に招き入れるわけにもいきませんね。
じゃあどうするか? 答えはシンプル。録れる場所に連れ出すこと。いわゆる“外録”です。
外録から学んだパッキングの重要性
自宅以外で私がレコーディングに使ったことがある場所は、リハーサルスタジオ、レコーディングスタジオ、カラオケです。
それぞれに特徴はありますが、共通するメリットは 「声の大きさを気にしなくていいこと」 です。
レコーディングで重要なのは良い音を録ることですが、そのためには安心して歌える環境が欠かせません。精神的にリラックスできるかどうかが、録音のクオリティを大きく左右します。
外録については後ほど記事を執筆予定です。
今回の記事では、私が外録に向かう上でのパッキング例を紹介したいと思います。
よくある失敗例(忘れ物・時間ロス)
私はこれまで何度か外録に挑戦してきましたが、うまくいかない日も少なくありませんでした。
こうした失敗を繰り返すうちに「外録は機材パッキングこそが鍵だ」と気づきました。
試行錯誤を重ねた結果、ようやく安定したパッキングと機材構成にたどり着いたのです。
改善のカギは「持ち物整理」
外録に行くとなると、録音機材を一式持っていく必要があります。
ただし、機材を充実させつつ、できるだけ少なく・軽くまとめることが大切です。
それが結果的に録音のクオリティや、実際に使える時間に直結します。

今回の記事では、私が外でレコーディングするときに実際に持っていく機材と、そのパッキング方法を紹介します。
パッキングの基本ポイントは”ポーチで収納”
機材やケーブルなどは、リュックにそのまま入れるのではなく、ポーチなどでカテゴリーごとにまとめて収納しましょう。
ポーチで収納するメリットについては以下の通りです。
探す時間が少なくなる
ポーチに分けて収納することで、何がどこにあるか一目で把握でき、機材を探す時間を短縮できるうえ、
撤収時の忘れ物防止にもつながります。
DTMで使用する機材は形状がさまざまです。
たとえば、オーディオインターフェースのように箱型のもの、マイクのように棒状のもの、ケーブルのように紐状のもの、さらにポップガードのように不規則な形のものもあります。
加えて、多くの機材やケーブルは黒色で統一されているため、リュックの中からピンポイントで見つけ出すのは意外と大変です。
特に録音時間が限られている場面では、探す手間が大きなストレスになりかねません。
安全性
ポーチに入れずにリュックへ直接インしてしまうと、ケーブルが絡まったり引っかかったりして、取り出す際に別の機材まで一緒に引っ張り出してしまうことがあります。
その結果、機材を落とすなどの事故につながる可能性もあります。
また、オーディオインターフェースのようにノブやボタンが付いた機材は要注意。
リュック内での振動や、他の荷物との接触で思わぬダメージを受けることがあります。
小型のポーチやクッション付きケースに入れて、しっかり保護して持ち運ぶのがおすすめです。
A5のメッシュポーチなら軽くて丈夫なのでおすすめです。


100均やAmazonなどで売ってるポーチがあるとめちゃくちゃ便利です。ケーブルや機材を入れてわけることで、展開も撤収も早くなります。
実例:著者の外録用リュックの中身

先ほど紹介した持ち物リストの機材をすべて入れたのが上の画像です。
何がどこに入っているのかわかりやすいため、取り出しに手間取ることがないです。
私が外用のレコーディングで使用しているリュックは、普通のビジネスリュックです。
ビジネスリュックなら撥水性を備えているものも多いため、利便性が良く重宝しています。
あと、見た目的にも大荷物っぽくならないし、街に溶け込むことができます。

私のリュックの容量は19Lです。余裕が欲しい方は20~25Lあると良いかもしれません。
ボーカル録音にかかせない必携装備
下のリストは、僕が外録に行くときにいつも持っていく機材です。
ひとつでも忘れたらレコーディングが台無しになる可能性があるので、毎回チェックリストを見ながら忘れ物ゼロを心がけてます。
- PC & ACアダプタ:どんなに短い時間の録音だったとしてもACアダプタは絶対持っていきましょう。
→ PCのパフォーマンスに影響する場合があります。 - オーディオインターフェース(IF):可能ならバスパワー推し。電源1つ減るだけで軽く・速く・静か。
- マイク:自分の声に合う1本。サスペンションはレンタル/無しでもOK。マイクスタンドはレンタル。
- カナル式イヤホン:ヘッドホンは嵩張るので、より軽量なイヤホンがお気に入り。
- ポップガード:レンタル無料のスタジオもあるけど、なんか自分のポップガードが良い。なんとなく。
- XLRケーブル & USBケーブル:1.5〜3m目安。短すぎても困るので、部屋の大きさに合わせて。
- 歌詞(紙 or タブレット):圧倒的紙ベース派。譜面台に広げて、歌詞は「大きく見やすく」が好き。
リュックの重さは8kg

総重量:約8kg(機材一式+日常小物:メモ/歯ブラシ/お薬手帳など込み)
決して軽量というわけではありませんが、重さの大半はPCによるものです。
MacBookのように軽量なモデルを選べば、機種によっては1kg近く軽くなる場合もあります。
私は普段使っているリュックをそのまま使用しており、日常的に入れている小物も取り出さずに計量しています。
専用の機材リュックを購入していない分、パッキングの手間を減らせるので、その代わりに多少の重さは許容しています。
まとめ:パッキングでレコーディングの質を上げよう
外録は、宅録では避けられない部屋鳴りや生活音から解放され、よりクリアなボーカル録音を実現できる大きな手段です。
しかし、その効果を最大限に引き出すには「忘れ物をしない」「すぐに準備・撤収できる」ためのパッキングが不可欠です。
今回ご紹介したように、
といった工夫を積み重ねることで、録音時間そのものに集中できるようになります。
パッキングは単なる荷物整理ではなく、作品のクオリティと制作体験を支える土台です。
ぜひこの記事を参考に、自分なりの外録パッキングを試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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