APS-C用 格安レンズを購入してみた!
ずっと気になってたAPS-C用の単焦点レンズ「TTArtisan 25mm f/2」。

値段が安いし、見た目も可愛いのでついポチってしまいました。
届いて実物を見たら、コンパクトで手のひらサイズ。カメラに付けた瞬間ちょっとテンション上がります。
今回の記事では、格安レンズ「TTArtisan 25mm f/2」を2週間使用したなかで、良かった点と気になった点についてお伝えします。
特徴

APS-Cだとセンサーが1.5倍くらいになるので、25mmはフルサイズ換算で約37.5mmの画角。
標準域に近いので、スナップや日常の写真にちょうどいい距離感です。人を自然に撮るにも使いやすい。
とにかく安い
まず一番のポイントは値段。新品で1万円ちょっとなので、単焦点デビューにもぴったり。
サブレンズとしても気軽に買える価格帯で、「試しに使ってみよう」ができるのが嬉しいところ。
マニュアルフォーカスレンズ
AFは付いてないけど、逆に「ピントを自分で合わせる楽しさ」があります。
開放F2で撮るとふわっとしたボケが出て、雰囲気のある写真に。
マニュアルの練習用にも良い一本です。
見た目が可愛い
金属製でクラシカルなデザイン。
小さくてコロンとした形なので、カメラに付けると一気にオシャレ感アップ。
持ち歩きたくなるレンズです。
TTArtisan 25mmを使うときの注意ポイント

AF(オートフォーカス)は使えない
このレンズは完全マニュアル。シャッター半押ししてもカメラは反応してくれません。
なのでピントは自分の手で合わせるしかありません。
サッと撮りたい人にはちょっと不向きかも。
動く被写体はむずかしい
AFが効かないので、前後に動く被写体の撮影はかなり難しいです。
特に子供やペットを被写体にして、ピントを合わせて撮るのはほぼ無理です。笑
ピントが完全に合うことを諦める
マニュアルフォーカスなので、毎回ピタッと完璧に合わせるのは正直難しいです。
でも、逆にちょっと外した写真が味になるのもこのレンズの面白さ。
撮影画面やEXIFにF値が表示されない
電子接点がないので、カメラの画面やEXIFにF値が記録されません。
後から「これFいくつで撮ったっけ?」ってなるのはこのレンズあるある。
これから写真を勉強したい人に向いてるかも
自分でピントを合わせて、光を見て、撮る。
カメラの基本を体感できるので、「写真をちゃんとやってみたい」という人にはいい練習レンズになると思います。
2週間使ってみての感想

ピーキング表示は必須
マニュアルフォーカス専用レンズなので、カメラのピーキング表示は絶対ON。
これがないとピント合わせはかなり難しいです。
α6400では色を変えられるので、自分の見やすい色に設定すると快適。
サードパーティ製品は必要
レンズフィルター
1万円のレンズとはいえ、やっぱり前玉に傷がつくのは嫌だったので、K&Fのレンズフィルターを装着。
サイズが小さいのでフィルターも安く、気軽に保護できるのが嬉しいです。
レンズキャップ
付属のキャップはねじ込み式で、脱着にめちゃくちゃ時間がかかります。
スナップ用でサッと撮りたいときには正直ストレス。
レンズ径は43mmなので、そのサイズに合うワンタッチ式のレンズキャップを買ったほうが快適です。
私はアマゾンで一番安いものを購入しましたが、これで取り回しが一気に良くなりました。
α6400につけてスナップ用にぴったり
小型ボディのα6400と相性抜群。軽いので街歩きスナップや日常使いに最適なセットになりました。
マニュアルフォーカスが楽しい
ピントを合わせる動作そのものが楽しい。
「撮らされてる」じゃなくて、“自分で撮った”感が強いのがこのレンズの魅力。
時間をかけて撮ることが楽しくなる一本です。
”自分で”撮影したという実感が得られる
開放F2だとふわっと柔らかい描写、絞ればカリッとシャープ。
マニュアルならではのコントロール感で、撮影の幅が広がりました。
写真表現の幅が広がった
最近のマイブームは、あえてどこにもピントを合わせず撮ることです。
構図全体を少しぼやかすことで、写真に”思い出感”を演出したりして楽しんでいます。
まとめ
TTArtisan 25mmは、1万円台で買えるAPS-C用単焦点レンズとしてはかなり面白い一本でした。
オートフォーカスがない、撮影画面にF値が出ないなど制約はありますが、そのぶん「自分で撮ってる感」が強く、写真の基礎を楽しみながら学べます。
そして何より驚いたのは、格安レンズなのに絞りリングやMFの回す部分の作りの良さ。
コリコリとしたクリック感や、滑らかなフォーカスリングの動きが気持ちよく、値段以上の質感があります。
こういう人には特におすすめ。
逆に、「動く被写体をしっかり撮りたい」「素早くピントを合わせたい」という人には少し不便かもしれません。
見た目も可愛くて、カメラに付けっぱなしにしたくなる。
α6400との組み合わせは本当に軽快で、「ちょっと不便なところも含めて楽しい、そして質感も良いコスパレンズ」という印象でした。
コメント