DTM初心者が最初につまずいた話と、続けるためにやめたこと

DTM入門

みなさん、こんにちは。Shuheyです。

DTMを始めたばかりの頃、
「音楽が好き」「曲を作りたい」という気持ちとは裏腹に、思った以上に音楽そのもの以前のところでつまずいた記憶があります。

今回は、

  • DTM初心者だった頃に実際につまずいたこと
  • DTMを続けるために意識的に「やめたこと」

この2つを、できるだけ正直にまとめてみます。

これからDTMを始める方、今まさに迷宮入りしている方の気持ちが、少しでも軽くなればうれしいです。

この記事でわかること

  • DTM初心者が最初にぶつかりやすい壁
  • 初心者のうちに苦しくなりやすい考え方
  • DTMを無理なく続けるためにやめたこと
  • 上達より先に「続ける」を優先する考え方

DTM初心者が最初につまずいたのは「音を出す前」だった

DTMというと、作曲や打ち込み、ミックスの難しさをイメージする方が多いと思います。

でも、私が最初に苦戦したのは、もっと手前でした。
そもそも音を出すまでが大変だったんです。

インストール・アクティベーションの壁が高かった

今でこそ当たり前のようにやっていますが、当時の私はソフトウェアのインストール自体がほぼ初体験でした。

最初は次のような作業だけでもかなり混乱しました。

  • DAWのインストール
  • オーディオインターフェースとの設定
  • 音源やプラグインの認証
  • 保存場所(フォルダ)の指定

正直、何をやっているのかよくわからないまま進めていたと思います。

ファイルの場所を間違えたり、途中で別のフォルダに移動してしまってパスが切れたりして、昨日まで音が出ていたのに今日は出ないということもよくありました。

パソコンを買い替えるたびに同じ作業が必要になるのも、初心者の頃はかなりのストレスでした。

ただ、ここは必要以上に怖がらなくて大丈夫です。
今はGoogle検索やAI、YouTubeでかなり多くの情報にすぐアクセスできます。

それでも、DTM初心者にとって最初の大きな壁のひとつであることは間違いないと思います。

DAWの画面と機能が多すぎて迷宮入りした

DAWは本当にできることが多いです。
それ自体は素晴らしいことなのですが、初心者にはかなり過酷でした。

知らないうちにキーを触ってしまって、

  • 画面が切り替わる
  • 見たことのないウィンドウが開く
  • 元に戻せない
  • どこを触ったのかもわからない

という状態になりがちでした。

「え、今どこ?」
「さっきの画面どこいった?」

こんなふうに、操作を覚える前に迷子になることが本当に多かったです。

ショートカットキーが便利なのに怖かった

ショートカットキーは慣れると便利ですが、初心者のうちはむしろ混乱の原因にもなりました。

気づかないうちに何かのキーを押してしまい、表示や動作が変わる。
でも何が起きたのかわからない。

便利なはずの機能が、最初は理解できない変化の連続に感じられました。

DTM初心者が打ち込みでつまずいた理由

環境を整えたあと、次にぶつかったのは打ち込みでした。
ここからようやく音楽の話になるのですが、ここでもかなり苦戦しました。

頭の中の音がそのまま出てこない

自分の中には「こういう雰囲気の曲にしたい」というイメージがあるのに、実際に打ち込んでみると全然違うんです。

  • 打ち込むとチープに聴こえる
  • ノリが出ない
  • なんとなく違う

音源が悪いのか、プラグインの問題なのか、そもそも自分の打ち込みが良くないのか。
右も左もわからない状態で、ずっと悩んでいました。

今思えば、最初にやるべきだったのはほかの楽曲を真似ることでした。

歌を歌うときも、楽器を始めるときも、最初は教則本や先生の真似から入ることが多いですよね。
DTMも同じで、いくつかの曲を真似しながら打ち込み方や音の置き方を学ぶことで、少しずつ自分の個性が出せるようになっていきます。

最初から何でもできるはずだと思って取り組むと、かなり高い確率で転びます。

リズムやノリは想像以上に難しい

音符を並べれば曲になる、というほど簡単ではありませんでした。

タイミングの微妙なズレ、音の長さ、ベロシティ、休符の入れ方。
そういう細かい部分で、曲の雰囲気は大きく変わります。

初心者の頃は、「打ち込んだのに音楽っぽくならない」という壁に何度もぶつかりました。

これは才能がないという話ではなく、単純に経験値が必要な部分だと思います。

DTM初心者にとってプラグインは今でも難しい

正直に言うと、今でもプラグインを完全に理解しているわけではありません。

初心者の頃は特に、

  • 見たことのないパラメータばかり
  • 何を触ればいいのかわからない
  • とりあえずプリセット頼み
  • それで合っているのかも判断できない

という状態でした。

わからなくても曲は作れる

ただ、ここは強く伝えたいのですが、わからなくても曲は作れます。

全部を理解してから始めようとすると、たぶん一生始められません。

私自身、今でもプリセットをかなり使います。
いわば、すでに誰かが整えてくれている「ハッピーセット」のようなものです。

その中から自分のイメージに近いものを選んで、少しずつ調整する。
最初はそれで十分だと思っています。

続けていくうちに、少しずつ理解が進んで、
「今ちょっと耳が育ったかもしれない」
と思える瞬間があります。

そこにDTMの面白さがあると感じています。

プラグイン理解より先に完成させる意識が大事だった

プラグインの理解を深めることは大切です。
でも、初心者の段階では理解より先に完成経験を積むことのほうが大事でした。

1曲でも最後まで作ると、次に何を覚えればいいかが見えてきます。
逆に、途中で止まり続けると、知識だけ増えて苦しくなることもあります。

DTM初心者は音源が多すぎて選べない

これも初心者あるあるだと思います。

音源が多すぎると逆に決められない

  • 音源が多すぎる
  • どれを使えばいいかわからない
  • 理想の音に出会えない

いろいろ試しているうちに、
そもそも自分の理想の音って何だっけ?
とわからなくなっていくんです。

曲を進める以前に、音選びで迷宮入りしていました。

音選びの迷いは今でも終わらない

これは正直、今でも続いています。
でも今は、それを少しだけ前向きに捉えています。

音選びで迷うのはしんどいですが、それもDTMの醍醐味のひとつかもしれません。

頭の中に浮かんでいる理想の曲があるほど、現実とのギャップに苦しみます。
でも、その壁を伝いながら出口を探していく感じも、DTMらしさなのだと思います。

DTMを続けるためにやめたこと

ここからが本題です。
つまずきながらも続けてこられたのは、いくつか意識的にやめたことがあったからだと思っています。

わからないまま「とりあえず触る」のをやめた

最初は、

触っていればそのうちわかるだろう

と思っていました。

でも、これは私には逆効果でした。

わからないまま虱潰しに触ると、

  • 何が原因かわからない
  • 元に戻せない
  • 時間だけが溶ける

という状態になりやすかったからです。

今は、わからないことが出てきたら先に調べるようにしています。

  • Googleで検索する
  • AIに聞く
  • マニュアルを見る

これは逃げでも甘えでもありません。
むしろ、遠回りしないための近道だと思っています。

他人の音と比較するのをやめた

SNSや音楽配信を見れば、当たり前のようにクオリティの高い音が流れてきます。
それと自分の曲を比べると、かなり苦しくなります。

「自分の音、ひどすぎない?」

そう思って、心がボコボコになることもありました。

でも、自分から殴られに行く必要はないと気づきました。

DTMは、クオリティが高くないとやってはいけないものではありません。
大事なのは、

  • 自分で考えた
  • 自分で作った
  • 自分の人生の中に残した

という事実だと思っています。

DTMの尊さは、ここにあるのではないでしょうか。
音楽を自分の人生に刻んだ証として作品が残る。
それだけで十分価値があると、今は思っています。

最初からプロのクオリティを目指すのをやめた

これは最近ようやくできるようになってきたことです。

プロの音源を聴いてはミックスを直し、また聴いては直し……。
これを繰り返していると、曲が一生完成しません。

今は、こう考えるようにしています。

  • 前回の自分より少し良くなっているか
  • 意識したことを少しでも表現できたか

それで十分です。

その時点で満足できるクオリティでなくてもいい。
あとで上手くなったときに、また作り直せばいい。

なぜなら、それは自分で作った楽曲だからです。

DTM初心者が挫折しないために大事だと思うこと

ここまでをまとめると、DTM初心者の時期に大事なのは、上手くやることよりも続けられる形を作ることだと思っています。

まずは小さく完成させる

最初から完璧な1曲を目指すより、短くてもいいので1つ完成させるほうが前に進みやすいです。

完成させることで、

  • 足りない知識
  • 苦手な作業
  • 次に覚えるべきこと

が見えてきます。

真似ることを遠慮しない

最初はオリジナリティよりも、真似ながら覚える意識が大切でした。
コード進行、リズム、楽器の組み合わせ、展開の作り方。
そういうものを真似する中で、少しずつ自分らしさが混ざってきます。

苦しいときは「やめること」を決める

DTMがしんどくなったとき、続ける努力だけを考えると苦しくなることがあります。

そんなときは、
やることを増やすより、やめることを決めるほうが助けになることがあります。

  • 比較するのをやめる
  • 触り続けるのをやめる
  • 完璧を求めるのをやめる

これだけでも、かなり楽になります。

まとめ|DTM初心者はつまずいて当たり前

DTMは、才能がある人だけのものでも、特別な人の趣味でもありません。

つまずいて、迷って、それでも音を作り続けた人の数だけ、音楽は存在しています。

もし今、DTMがしんどくなっているなら、
「やめる」のではなく、
「やめること」をひとつ決めるのも悪くないと思います。

この文章が、誰かのDTM人生を少しだけ楽にできたらうれしいです。

Shuhey

モテたくて始めたギターとブラックコーヒー。気づけばモテそっちのけで音楽沼へダイブ。
バンド、弾き語り、路上ライブを経て、社会人になってDTMに出会い、ひっそり音楽を続ける日々。友人にDTMを布教するも次々と脱落し、気づけばひとり…。音楽を語りたいのに相手がいないので、せめてブログにぶつける30代前半男性。DTM歴8年目。

島村楽器主催のアコパラ2019で「soloel」としてグランプリ受賞。

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