ATH-R70xレビュー:音質・装着感・軽さを詳しく解説【DTM向け】

機材/ガジェット

みなさん、こんにちは。
Shuheyです。

今回の記事では、最近購入したATH-R70xについてレビューします。
2025年のブラックフライデーでかなり安くなっていて衝動買いしてしまいました。笑

もともと気になっていたヘッドホンだったので、実際に使ってみての私なりの感想をお伝えできればと思っています。

ATH-R70xを使い始めて感じたことを一言でまとめるなら
”日常の音楽制作にするっと馴染むヘッドホン”

特に、このクラスの価格帯でここまでの使用感と音が得られるなら、音楽制作の武器として、そして普段の音楽鑑賞用としてもガンガン使い倒せる。

とにかく取り回しの良いヘッドホンだなと感じました。

ATH-R70xの良かった点

206gの軽量設計で長時間作業でも疲れない

ATH-R70x本体の重さはなんと206g(ケーブル抜き)

驚きの軽さです。長時間の音楽鑑賞、DTMやミックスでも首に重さが残らず、作業のリズムが乱れないのはありがたいです。

ちなみに私が使用しているスマホ、Google Pixel 8aは 186g

わずか20g差
もはやスマホとほとんど変わらない重量です。

装着感が絶妙

頭上を挿せるパッドがふんわりしてます。
バネの強さもなんとも絶妙で、良いフィット感が得られるヘッドホンです。
また、フレームが金属になっているので、少し曲げることで自分の頭にあった調節もできちゃいます。

側圧もちょうどよく、耳が痛くなりにくいです。
試しに2時間くらいの音楽制作作業をしてみましたが、装着に関するトラブルはありませんでした。

音はフラットで扱いやすい

音の傾きが少なく、全体域が素直に聴こえるバランスになっています。
MIX用途として安心して使えるクラスで、低域のふくらみや、高域の刺さりも目立たないです。
良い意味で地味な音のするヘッドホンです。

ただ、個人的には250~500hzくらいの帯域が薄く聴こえる印象があります。
実際よりも膨らんで聴こえないので、ミックスではスピーカー併用やEQの工夫が少し必要だなと感じました。

ケーブル交換ができる安心感

ケーブルが取り換えられるので、断線を気にせず長く使えます。
ガシガシ使い込むほどありがたみが増す使用です。

ATH-R70xの気になったところ

見た目がチープ

軽さゆえではあるのですが、外装のプラスチックにやや安っぽさがあります。
ヘッドホンの軽さもそれを強調しています。

所有欲を満たすデザインというよりは、完全に機能性優先。

コスパは良いですが、見た目の質感も重視するなら少し迷うポイントかもしれません。

LR表示が見づらい

内側をのぞきこまないと、左右がわかりにくいのは地味にストレスです。
アンバランスケーブルなら、ケーブル刺さっているほうが左ってわかるのですが、バランスケーブル運用だと特に不便です。

ここは改善してほしいと強く感じました。

外箱が大きくて収納場所を取る

箱が大きいければ大きいほど、所有感や開封のワクワク感を演出してくれますが、実際はかなり場所を取ります。
ヘッドホン自体は機能性全振り、でも箱は巨大。

箱保存協会員にはちょっと覚悟がいるサイズです。笑

総評

ATH-R70xはとにかく無駄を省き音にフォーカスした素晴らしいヘッドホンでした。

外装や箱は思い切ってコストダウンし、そのぶん 音と機能性に全振り しているのが伝わります。
さらにケーブル交換可能な構造で、長期運用にもしっかり配慮されている。

まるで
「ガンガン使い倒してくれ!」
とオーディオテクニカに言われているような道具感があります。

最初の開放型ヘッドホンなら即決

ブラックフライデーで購入したこともあり、コスパが破壊的。

新型のATH-R70xaが発売されたことで、
セールが終わった今でも、定価よりかなり安く購入可能です。

この価格帯なら、
「毎日使って、少々雑に扱っても気にしなくていい道具」としての気軽さが手に入ります。

音楽制作で最も大切なのは、手を伸ばした瞬間に迷わず使える環境なので、その点でATH-R70xは相棒になってくれると思います。

もし、これから音楽制作を始めたい方や、初めての開放型ヘッドホンで悩まれているのであれば、ATH-R70xを購入して後悔することはないでしょう。

このヘッドホンは、最初からターゲットを音楽制作者に絞って、
“必要な機能を最大のコスパで形にした
そんな洗練された商品だと感じました。

最後までご覧いただきありがとうございます。
他の記事も見ていただけたら嬉しいです。
また、音楽配信もしていますので、そちらも是非聴いてください!

Shuhey

モテたくて始めたギターとブラックコーヒー。気づけばモテそっちのけで音楽沼へダイブ。
バンド、弾き語り、路上ライブを経て、社会人になってもDTMでひっそり音楽を続ける日々。友人にDTMを布教するも次々と脱落し、気づけばひとり…。音楽を語りたいのに相手がいないので、せめてブログにぶつける30代前半男性。

島村楽器主催のアコパラ2019で「soloel」としてグランプリ受賞。

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