前回の記事で、子育て世代の居住スペースにDTM机はあまりに場所を取りすぎてしまうという話をしました。
子育てとは関係のないものはそもそも邪魔になってくるのにDTM机なんてもってのほかだよね。
という内容を書いていますが、子育てとDTMについて考えていくと、
DTMという作業自体も子育てパパとは相性が悪いという点に気づきました。カナシスギル…
ということなので、隙間時間を利用して、時短プラグイン、プロジェクト管理を駆使して取り組むゾ。(いよいよ仕事みたいになってきて苦しくないかい?)
独学DTMerかつ子育て世代のパパという変わった役割を持っている人がどれくらいいるかはわかりませんが、
両立しながら音楽制作活動をする方法を模索していきたいですね。
独学DTMあるある:全ての作業工程に時間がかかりすぎる

DTMの特徴といえば、良くも悪くも一曲を完成させるまでにかかる膨大な時間。
メロディの構想から打ち込み、録音、編集、MIX、マスタリング……
どこをとっても、集中力と時間が必要です。
ましてや独学でDTMをやっているとなれば、基本的にすべての作業は長時間化しやすいです。
特に録音は鬼門。
プロとは程遠い環境での録音は、マイクの向きやエアコン・扇風機、座っている椅子など
ありとあらゆる細かい部分に目をかけて取り組まないと大体うまくいきません。
「これで完璧!」と意気揚々とレコーディングしても、気づかなかったノイズや凡ミスに悩まされるのが常です。
さらにそこにエクストラオプションとして子育て環境があります。
- 子供の声がマイクに入る
- 静かな時間は深夜だけ
- でも深夜は疲れていて集中できない
それに編集は沼。
声のノイズ処理、リテイクのカット整理、EQの微調整…。
ほんのワンコーラスでも数時間は消えます。
家族の生活リズムと、音楽制作の集中時間は、基本的に相容れないのです。ぴえん。
子供の成長は今しか見守れない
「結婚したら自分の時間なくなるよー」
「子供できたら自分の時間なくなるよー」
などと、亡霊の声が聴こえてきますが、私は人生で一番大切なことを忘れてはいません。
忘れてはならないのは、子供が私に向かって
「だっこいやだ」と言うまでの時間は刻々と迫っているということ。
親は常に人生で最後の「抱っこ」を自覚しなければならないのです。
あと何回、この子を抱っこできるのだろうかと考えたら、趣味の一つや二つくだらねえのが親ってもんです。
子供の成長を目の前で見守ることができるのは今だけで、それこそ10歳にもなれば、親の力を借りなくても勝手に成長していきます。
そのころには親よりも、周りの友達や環境のほうが子供の成長に与える影響が強くなります。
それまでの時間はできるだけ子供の視界に自分を映していたいというのが私の考えです。
自分の時間が「なくなる」のではなく、自分から子供に時間を使いたいのです。そこんとこ間違わないでね。メンドウナオッサン
いつか子供が「DTMやりたい!」って言うとき来るんですかね。
沼すぎるし、お金かかりすぎるしおすすめできぬー。
隙間DTMでどこまで適合できるか
制作にフルタイムを割けないのなら、隙間時間を寄せ集めてつなげるしかない。
- 子供のお昼寝中の15分
- 食器洗いの後の10分
- 寝かしつけ後の30分
この積み重ねで、数か月に1曲できれば上出来かなと。
逆に、まとまった時間が取れないからこそ、1曲に対しての愛着やクオリティの確認も入念にできると信じたい。
短時間で最大限やるために、トラック数や楽器数を少なくするほか
- プリセットを活用する
- 仮歌はiPhoneボイスメモで済ませる
- 音源選びで悩まない
など、できることを積み重ねることで、子育てパパのDTMを実現を目指します。
あとは、MPCやAbleton MOVEのようなスタンドアロンで携帯性があるサンプラーを購入するのもありかもですね。
ちとお金がかかりすぎますが笑
おわりに 挫折したくない
子育てパパにDTMは難しいという話をひたすらにしました。
ただでさえ、楽曲制作はまとまった時間が必要で、集中力もイマジネーションも求められる作業です。
そこに新しく子育ての環境が合わさると、どうしても避けられない課題が浮き彫りになってきました。
これまでのような多トラック、長時間レコーディングができなくなったり、創作する楽曲ジャンルが狭まってきたり
色々なところで制約が発生して苦しそうに見えるかもしれませんが、僕としては全部含めて楽しみたいと思ってます。
挫折しそうな点はたくさんありますが、それでも音楽で表現することを諦めずにコツコツ活動していきます。
これから独学でDTMを始める方や、コツコツ音楽活動を続けている方の勇気になれば幸いです。
今後も私の DTM リアリティをブログにして書いていきますので、温かい目で見守っていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次の記事をお楽しみに!
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