はじめに
こんにちは、Shuheyです。
音楽制作の過程で、「この曲をちゃんと形に残したい」と感じる瞬間があると思います。メロディや歌詞が頭の中にあるだけではなく、実際に音源として残し、他の人にも聴いてもらえる形にできたら素晴らしいですよね。
この記事は、すでにオリジナル曲を持っている方、または他の人に聴かせることを前提にオリジナル曲を形にしたいと考えている方向けの内容となっています。また、その際に考慮すべき点や、音楽を形にする過程のいくつかのステップについて共有したいと思います。
- すでにオリジナル曲を持っていて、楽曲を形に残したり、配信したいと思っている
- 自分でDTMを勉強したほうがいいのか、外部に発注したほうがいいのか、それにかかる時間とお金と経験について知りたい
独学でDTMができるか
- 一曲しか持ってないから機材を買うのはためらう
- DTM全くわからないから手を出しにくい
- 頼むにしてもどこに頼むのがいいのかわからない
- パソコンは苦手
- 1曲あたりどれくらい時間がかかるのか、仕事しながらできるものなのか
私は15歳からオリジナル曲を作り始めました。音楽制作歴自体はそこそこの年数がありますが、実際にDTM機材を購入して自分のオリジナル曲を音源化する活動を本格的に始めたのは社会人になってからです。
他人に聴かせることを前提にした音楽制作は、正直言って楽な過程ではありません。私自身、何度も心が折れそうになりました。

しかし、DTMを独学で学び続けた結果、プロレベルにはまだまだ達していないものの、一般のリスナーが聴いた場合、違和感なく楽しめるクオリティの作品を作れるようになったと感じています。
この記事を通じて、オリジナル曲を自分で仕上げたいと考えている方が、その一歩を踏み出すきっかけになればと思っています。ぜひ、最後まで見ていただけたら幸いです。
楽曲制作にかかる時間とコスト
オリジナル曲の音源制作を始める前に考慮すべき重要な点が、楽曲制作にかかる時間とコストです。自分で全てを行うのか、あるいは一部を外注するのかによって、必要な時間、費用、そして工程が大きく変わります。だからこそ、事前にしっかりと情報を集めてから制作を進めることをおすすめします。
楽曲制作の流れ
どちらの選択肢をとるにしても、制作工程を知っておくと判断がしやすくなります。
- 作詞・作曲
- アレンジ(編曲)
- 打ち込み・録音
- ミックス
- マスタリング
- 配信手続き
DTMでやるということは、②〜⑤の工程をすべて自分でやるということ。対して外注の場合は、これらをプロにお願いできます。
楽曲制作外注の相場感
- 編曲のみ:2万〜5万円
- フル制作(編曲・打ち込み・ミックス・マスタリング):5万〜15万円
- 商業レベルのクオリティを求めると20万円以上も
「1曲でこんなにかかるの!?」と驚かれるかもしれませんが、楽曲制作は実際に多大な時間と労力、そして技術を要します。プロに依頼すると、その分費用も高くなります。
※料金は依頼先によって大きく異なります。SNSで実績のある個人に頼むと比較的リーズナブルに抑えられることも。ただ、相場より安いのはあまりおすすめしないです…
DTMを自分でやる場合のコストと時間

【機材・ソフト費用】
- DAWソフト(例:Logic Pro、Cubase、Studio One)…1〜6万円
- オーディオインターフェース…3~10万円
- マイクやヘッドホン…1〜2万円
- プラグイン(音源やエフェクト)…無料〜青天井
→最低でも5万円前後、快適な環境を求めるなら10万円以上が目安。

音楽ストリーミングサービスで、プロが仕上げた曲の次に自分の曲が流れるのを想像してみてください。そのクオリティを目指すなら、少なくとも10万円以上の投資が必要です。
【かかる時間】
- 基本操作の習得…1〜2ヶ月
- 1曲の完成まで…慣れていないと20〜40時間以上
→仕事や学業と並行するには、そこそこの覚悟とスケジュール調整が必要です。
作業のほかにもプラグインや音源、MIXについての知識をインプットする時間も必要となってきます。
リンク記事にも書いていますが、プラグインもそれぞれ種類によってパラメータが異なりるため、しっかりと理解するにはかなりの時間が必要だと思います。
DAWの操作が慣れてくるとだんだん編集の速度は上がってきますが、それと同時にやりたいことや、こだわりたい部分も増えてきます。

楽曲のイメージができてる状態で、仕事しながら休日にDTMをするとしたら、トラック数にも寄りますが、私は1曲1ヶ月くらいはかかりますね。
決め手となるポイント
求める制作楽曲のクオリティ
オリジナル曲を形にする上で、楽曲にどれくらいのクオリティを求めているでしょうか。
クオリティに重きを置かず、自分の思い出として残すためであれば、スマホ等のボイスメモで残すという方法もありだと思います。
DTMはクオリティを求めるとその思いの強さだけ、お金と時間がかかります。
安くて楽で安心なものはないのが現実です。
自分の得意分野
楽曲制作において自分の得意分野について考え、それを最大限に活かす選択肢を取るのも良いと思います。例えば
- 曲のアイデアがどんどん浮かんでくる → 外注して曲数を増やすことに専念
- ギターのカッティングやフレーズは自分でやりたい → ミックスだけ外注して時短
- アレンジのイメージが出来上がってる → 録音・打ち込みを外注して時短
中には、何回も発注していると、仲良くなって少しおまけしてくれたり、親身になって何度もリテイクしてくれるアーティストさんもいるので、外注はお金がかかってしまうと考えずに一緒に協力して楽曲制作をしてくれる仲間だと思って投資してみるのも一つの選択肢です。
使える時間
作詞、作曲、録音、アレンジ、打ち込み、ミックスと全ての工程を自分でやるということは、
それだけ時間がかかることを意味します。
自分の日々の生活の中でどれだけDTMに時間を使えるか、使いたいかについて考えるのもDTMを自分でやるのかを決める要素の一つです。

私は、自分の曲は自分で仕上げたかったので、機材を揃え、DTMを始めました。
もちろん、今でもわからないことや大変なこともありますが、乗り越えるたびに達成感を得られます。苦労も楽しさの一つです。
自分にしかない答えを
かなり深い話題を取り上げたので、おおまかな概要の説明となってしまいましたが、
私が思う決め手として重要視してほしいところは、DTMを勉強するだけの時間があるかです。
DTMを本格的に始めようとすると、もちろんお金はかかってきますが、知識を習得するのに時間もかかるので、挫折する方が多いのも事実です。私の友達はみなDTMを離脱していきました…
でも、ここまで読んでくださった方はきっと”DTMをやる理由”がある人なんだと思います。
DTMを続けられるかどうかは、目標があるかが重要だと思います。
私も、「これまで作ったオリジナル曲をCD(音源)にしたい!」という目標があったからこそ何年も続けてこれました。
時間がかかる分、自分で満足のいく楽曲ができた時は達成感がありますし、作るたびに生まれる新しい壁に挑戦していくのも、気持ちが良いものです。
それでも悩んで自分にDTMはあっているのか、やり通せるのかがわからない!という方がいましたら、SNSでDM投げてくれたら相談にも乗れますので、お気軽に連絡ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
是非次回の投稿もお楽しみに!
↓もしよかったら聴いてみてください。
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